Dismaland訪問記-5 屋内展示編
展示は屋内にもたくさんあります。
まずはDismalandの象徴、シンデレラ城に入りましょう。
入り口に立ち入り禁止の表示。
入り口では「シンデレラ」のハッピーエンディング、
シンデレラと王子様が馬車に乗って幸せそうに去っていくシーンが流れています。
このあと希望者はグリーンバックの前で写真を撮られます。
中へ入っていくと…
横転したカボチャの馬車。
フラッシュを浴びせ続ける、表情の見えないパパラッチの群れ。
馬車の窓からはお姫様の無残な姿が。
説明するのも野暮ですが、ダイアナ妃の悲劇をモチーフにしています。
日本の皇室に置き換えたら、と思うと、いかにとんでもないテーマか…
馬車のスペースをあとにすると、
先ほどグリーンバックで写真を撮った人は
「横転した馬車と、パパラッチの後ろでうれしそうに野次馬している自分たち」
の記念写真を買うことができます。
今度は別の建物へ。
Banksyの死神がカートに乗って、「stayin' alive」の音楽とともに
ステージ上をグルグルとダンスするかのようなパフォーマンスを見せます。
死神がstayin' aliveって…
けっこう大きいカートがステージすれすれまで使って
ブンブン動き回るので意外と迫力がありました。
紙吹雪も舞って、stayin' alive!
崩れたピースマーク。
次の部屋へ。
絵画や立体作品が並びます。
わりと直球なディズニーランドネタ。
これ好き。
ディズニー作品に登場する楽園の鳥たちが荒廃した遊園地の上を群れ飛んでいます。
…と思ったらこっそり枠外にディズニーじゃないヤツも?
ピーターパンにティンカーベルもいますね。
突き立った刃物の上に風船がふわふわ浮いています。
キノコ雲から縄ばしご。
ラットの背中にクローン技術で人間の耳を培養したというニュースがありました。
植物も生き物です。
このDismaland内の作品の、
ネタにした企業への対応がどうなってるのか、気になって仕方ありません。
あのネズミを丸呑み。
保護なのか檻なのか。
3つめの部屋です。
ロンドンとおぼしき都市で暴動が起きた後の様子をジオラマにした作品。
数え切れないほどの青い無感情なパトランプが明滅して、
荒廃した街を照らしています。
バーガーキングで一息入れる警官たち。
巨大なジオラマです。
Banksyが残したストリートアートが、
その価値を知らない清掃員に消されてしまうということが何度かありましたが
それをテーマにしているのでしょうか。
牧歌的な田園風景が都市に駆逐されていく様であるようにも見えます。
こんどはまた別のテント内。
様々な抗議活動をテーマにした展示のようです。
また別のテント。
カップ&ソーサーに指が!
悪夢がテーマのテントだったようです。
~つづく